国内の複雑な道路ネットワークへの配列をシミュレーションすることで、同マークの重複について検証します。配列は自動配列プログラム(プロトタイプ)によっておこないます。
1交差点からの分岐数が多い道路ネットワークへの配列
菅原橋周辺は、1交差点からの分岐数が国内でもっとも多い場所として知られています。つまりこの地域での配列が、同マークの重複にとってもっとも厳しい条件となると考えられます。
この地域の38の主要な交差点(交差点名のある規模の交差点)にたいし配列をおこないます。

<配列結果>

※図中の数字は交差点に振った任意番号
記号赤色は「交差点名に関連する1文字」のもの。交差点に優先順位をもうけ、国道、主要道つまり「右左折車両の多い交差点」では特に交差点名に関連させたものを多く配する事ができています。ほとんどの交差点で交差点数n=5以上、距離は1.6~3.4kmが確保できるが、1カ所のみ、最短道のり=交差点数n=4が残ってしまいます。(交差点T=距離2.2km)
ちなみにそのT交差点であっても、同じ町内ではなく、徒歩30分以上離れているので、実用上大きな問題が起こるようには見えまぜん。
また、このような8叉路の交差点は国内で数カ所しかなく、一般的に交差点は3〜4叉路で構成される事から、この結果がもっとも同マークが近づく限界に近いものと想像できます。
交差点の密度が高い道路ネットワークへの配列
神田駅周辺は国内でも交差点密度が高い地域とされています。ここでの配列が、交差点同士の距離がもっとも近くなる例と予想されるので、この地域で配列シミュレーションをおこないます。
展開範囲内の、交差点名のある=主要な38の交差点に配列します。

<配列結果>

最短道のりを、交差点数n=5、距離2kmは確保できています。
○均等な距離で同マークが使われている(2~3km)
○均等な交差点数で同マークが使われている(n=5~6交差点)
○重要な交差点では「交差点名に関連する1文字」である(全体の1/3くらい)
×直線上に同マークがある
プログラムがプロトタイプである事で、直線上の重複を避けるようにプログラムされてなく、直線上に同記号が現れていますが、これは今後プログラムに組み込み、同マークが重複する際も可能な限り直線上は避けるようにしていく予定です。
配列結果から考えて、国内の最も交差点密度が高い地域でも2kmくらいの距離を確保でき、交差点密度が下がれば当然もっと距離を確保できると想像できます。